着るべき服が分からない
どうも40台を過ぎたころから自分にしっくりくる服に出会えなくなった。
流行りの服は論外。定番のものだって、なんだかどうにも。
試着してから、よし、これ買い!まで行きつかない。
サイズ感も怪しい。
MなのかLなのかLLなのか。
日本で買うものはLかLL。
アメリカで買うものはMかL。
体形的に、微妙な位置づけにいるらしく、同じブランドでも、デザインによって
サイズが違うし、不思議なことに色でも違うのよ。
もちろん、その服をどのように着たいかでも選び方が違うしね。
のっぴきならない必要性があって、かなり目標を絞ってでかけて、時間をかけて試着して、じゃあ、これにしとくか・・・どまりなのだ。
若いころの、お店で出会って一目ぼれで買っちゃってた頃が懐かしい。
今はさんざん悩んで結局買わないことの方が多い。
今日、そろそろ明らかに夏仕様の服は片付けようと衣装ケースをごそごそしてたんだけど、この頃、服選びに行き詰っていたためか、
私のたんすには、定番中の定番の形の、色も黒や紺、グレー。あってボーダー。
本当に無難なものしか入っていないことを改めて感じた。
シンプルライフが流行っているから、まあ、きっと人はそのように見てくれるかもしれないけど。
私の普段着の色はほぼ毎日同じである。ほぼ毎日、ジーンズと濃い色のTシャツ。
一応、Tシャツは微妙にデザインが違うのよ。
洗濯物を干した後、我が家の洗濯物を見ると黒、紺、グレーばかり。明るい色がついているのはタオルくらい。
子供が小さければさすがに違いは歴然だが、同じような色味の同じような形、同じようなサイズが多いため、どれが誰のものかごっちゃになって、
「俺のあれがない」
「これ俺んじゃない」
「あ、もしかしてこれかな、どうりでなんか違和感があると思った」(着てるし)
なんてことは日常茶飯事。
家族で唯一の女である私のTシャツですら行方不明になる。
毎度、衣替えの後だけは、今期は何か一つ、冒険の色のものを買ってダンスに華やぎの色をたそうじゃないかと思うものの、実現したためしはない。