老眼がやってきた
四捨五入すれば50代よ〜、といって数年。
これまで、会社の同僚が「このごろ細かい文字が読みにくくて」といえば
「あらぁ、そうなんですかぁ?きっと疲れてるんじゃないですか?」といい、
自分の席に戻って同じ書類を見ては、自分はまだ大丈夫、などと思っていたものだった。
ところが、ここ数年で自分も本を読んでいるとちょっと見えづらいと感じるようになったのだ。
本を読むのは大概、夕食の支度前後の午後。
夕方のちょっと日が落ちかけたころ合いで、微妙な時間帯。
家族の誰かが電気をつけて、暗くなっていたことに気が付く、そんな時間。
そのため、しばらくは見えにくかったのは夕方だからだと思っていた。
徐々に、取説や材料表示などなど、文字が細かいものを読むときは、昼間でも見えにくいと感じるようになる。感じとしては「あれ、ピントが合いにくいな・・・」というような。
もともと視力のよい、私よりもずっと若い友人が老眼鏡を作った。
「ええーどうして、私よりも若いでしょうに!」といい、ついでに自分の状況を話してみると「それが老眼ってやつでしょ」と、あっけなく言われた。
私、運転するときは眼鏡、でも普段は裸眼で過ごしている。
世にいう、近眼の人は視力がいい人に比べて老眼が遅い、というアレ、そのままだったわけだ。裸眼でいるときは細かい文字もさほど苦にならない(ちょっと自信ない)。
読みにくさを感じていたのは眼鏡をかけているときに、細かいを文字を読む場合だったのである。
先日、友人たちとランチに出かけた。
メニューには細かい文字でどんなものが入っているか、何をどのようにしたものかが書いてある。幾人かの友人は目を細めて、メニュー表を離して眺めている。
そうだよねぇ、皆そんなお年頃だもの。
こうやって少しずつ老いていくのだ・・・と思う今日この頃。