GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

お別れ会

ふりかえり。

始めはアメリカでの生活に慣れようと必死だった。

まず、子供たちが楽しく過ごすことが私の最優先事項。プレッシャーを与えない。ネガティブなことは言わない。家庭教師を探し、英語に慣れない初めのうちは宿題(翻訳)も手伝う。現地校や補習校、学校関係の日常のことはおおむね私の担当。子供が地域のスポーツクラブに入れば、それにまつわる手続きなどもやる。コーチやほかの保護者とのコミュニケーションも必死にとる。もちろん日々の送迎もある。

2番目の優先事項は働くオットのフォロー。(ごめんね2番目で。でも大人だし。。。)なるべく家のことに手間をかけさせないよう、私ができることはなるべくやるよう気を付けたつもり。

よって、自分のことは一番最後である。自分のために使う時間も心の余裕も最初のころはほとんどなかった。

そんなの、駐在のママたちはみんなやってるんだけど。。。まあ、そんな4年間。

 

いろいろ再開した中で子供の野球チームも活動を再開している。

息子は昨年のトライアウト時点で、シーズン途中で帰国する旨を伝えたうえで、参加している。このチームで3年プレイしてきたので、コーチもほかの保護者さんたちも我が家のことをとても心配してくれる。君たちは本当に帰国するのか?COVID19で帰国はなくなったりしないのか?飛行機は飛ぶのか?日本の状況はどうなんだ?

日本でも感染者が出ているとはいえ、アメリカの比ではない。しかも、われらが戻る町の感染者数はいるかいないかわからないほど。そして、学校も6月から再開していて、夏休みは短縮だ。多少の制約はあっても、ほぼノーマルに戻ってるんだ。

そんな話をすると、「Wow」である。

 

息子にとって最後の試合の日、チームでパーティを開いてくれた。パーティといっても、お店に行ったりはできないから、試合後に球場の片隅に集まって、お菓子を食べただけのささやかなもの。息子の3年分の功績をたたえてくれて、チームメイトからもお言葉をもらい、プレゼントをもらい、気さくなもので、私も気が楽だ。

コーチが涙を流しながら息子との思い出を話をしてくれるのを聞きながら、自分たちの頑張りを勝手に重ねて、怪我したときは大変だったなーとか、送迎忙しかったなーとか、いろいろ記憶が蘇って、でも頑張ってよかったなと思ったのである。

こちらからお返しというのも思いつかず、息子の好きなおせんべいを持って行って、皆で分けて食べた。なぜおせんべいかというと、日本のものというのもあるけど、卵やナッツ、牛乳アレルギーの子でも食べられるから。しかもコロナ時期にはありがたい個包装。

「なんじゃこれ、ショーユって最高!」「日本のお菓子っておいしい!」とおおむね好評。「ぽたぽた焼き」と「雪の宿」はアメリカ人の子供にもOKだとわかった。

おっと、おせんべいの話じゃない。

 

帰宅すると、次男の野球のチームメイトたちも、お別れに来てくれてたらしく、皆で家の前で写真を撮ったり、おしゃべりしてた。

 

最初は英語がわからなくて苦しかったと思うけど、野球を通して交流できて、お別れを言いにわざわざ家に来てくれる友達ができたことは、ほんとうに嬉しい。

みんなよく頑張ったな。

日本に帰ってもいろんなことに自信をもってチャレンジできるといいな。

さて、帰国だ。