GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

帰国の途につく

いよいよ帰国の日。

 

通常ならば、この時期、コロンバス空港は早朝でも人がたくさんいる。日本人ならば帰国の人、一時帰国の人、旅行の人。帰国家族のお見送りに友達が集まってわいわいと別れを惜しんだり、日本での再開を約束したり、写真を撮ったり、それはそれは大集団になり、人目を引く光景だ。

 

ただし今回は様子が違う。

コロナのおかげで私達の見送りはない。平日の早朝であるとともに、コロナで皆お出かけを自粛しているのだ。私の友達が少ないせいもある。数少ない友人たちとは、屋外お茶会をしたり、玄関先で立ち話だったり、ラインだったりで挨拶済み。

もう一つの理由は、息子の同級生たちは先に続々と帰国し、仲間うちでは我が家が最後だからだ。

 

お見送りがいなくて寂しい?

正直に言ってしまえば、良かった。苦手なんだよね、お見送り。するのもされるのも。

コロナのおかげで苦手な人づきあいが減って、ちょっと気持ちが楽なこともあったりというのもある。

 

今日のコロンバス空港は昨年の一時帰国のときに比べればぐっと少ないけど、思ったより人がいる。いろいろ再開してるから人の移動は可能だしね。

空港内のあちこちにハンドサニタイザーが設置されて、定期的に「コロナウイルスの拡大防止にご協力ください…」アナウンスが流れる。消毒が専門なのか、消毒液とペーパータオルを持った係の人がずっとあっちこっちを拭いている。人混みもそんなんじゃないし、きれいに清掃されているし、消毒専任の人もいるし、感染の危険は感じない。こんなにまでやってるのに、なぜアメリカの感染者は減らないのだろう、と思っちゃうくらい、この場所は徹底している。

 

国内線機内。

UNITEDの国内線は、通路側をあけて窓際に座るようになってる。お客さんもマスク着用だ。搭乗時の通路ですれ違う時だけはSocial Distanceは無理だけど、他は人との接触はない。機内も搭乗前には清掃消毒されている模様。また、スナックや水のサービスもない。もとよりシカゴまでのフライトは1時間くらいだから、飲み物のサービスはなくても問題ないけどね。降りるときは前から5列ずつ順に降りるようになっていて、順番まで座って待つように言われる。

 

シカゴ空港。

空港内の人はまあそこそこいる。でも、少ない方なんじゃないかな、と思う。

私達のゲート付近は、ほとんどのお店が閉まってて、大きいコンコースまで行くと1/3?半分?ほどの店が開いている。よって、スタバ、マック、ベーグルやさんは朝のコーヒーやパンなどを求める人の大行列である。で、現金ではなくカードを使ってください、の張り紙が行列の隙間からちらりと見える。

私たちは、ラウンジを利用。これまたゲート最寄りのラウンジが閉まってるので、大きいコンコースまで出て開いてるラウンジを見つけた次第。

フード、ドリンクの種類は少なく、フードはすべて個包装のマフィン、クッキー、シリアルバー、ヨーグルト、くらい。飲み物はカウンターにいるウエイター?に頼むと出してくれる。もちろん、アルコールも。メニュー表が置いてあったから、他の食べ物もあるのかなぁ。朝ではない時間帯だったら、ほかの種類のフードも出るのかもしれない。

私はコーヒーとマフィン、息子らはヨーグルトもいただいて、軽い朝食終了。

いいの。飛行機の中でゆっくり食べるから。

 

国際線機内。

ANAのビジネス。10数時間のフライト。

お客さんの数は半分もいないくらい、かな。CAさんも大変だなー。でも常に笑顔で接客してて、こまめに乗客の様子を見に来てくれる。

ただ座っているだけなのにお腹がすく育ちざかりの息子たちは、おやつだの夜食だのとあれこれ注文して食べてた。温かい食事はたいへんありがたい。

 

成田空港。

飛行機が成田に到着すると

乗り換えの人、

公共交通機関なしで自宅に帰る人、

ホテル宿泊の人  の順で降りる。

引率が付いて乗客がグループでぞろぞろと空港内を歩く。係の人は振り返り振り返り、皆がちゃんとついてきてるか確認しながら、である。

係の人の指示に従って歩き、待ち、検査が終わるとまた集められたところで「迎えの車はもう到着していますか?」と聞かれる。

 

うちはドライバーさんから、すでに空港に到着し、どこそこの場所で待っているいますとの連絡をメールでもらってたから、すぐに確認できた。しかし、私のグループの一組は「これから電話して家族の車を呼びます」という。

すると係さん「今すぐ電話して確認してください。携帯ありますよね?迎えの車が来てないと外にお連れできませんから」と。ぞんざいに言い放つではないか。もしその人の携帯が海外で買ったものならば、日本では使えないでしょうよ。いや、使えなくはないけど国内にいながら国際電話なんて恐ろしくて使えないでしょうよ。しかもこの場所には公衆電話も見当たらない。

空港に着いてから迎えの車を呼ぼうと思っている人は要注意だ。

 

そして、お迎えの車がすでに空港で待ってるという人たちだけが引率されて、空港の外に向かう。

帰国者が動く場所はとても限られたエリアで、空港でWi-Fi借りて、荷物預けて、などは難しそう。多分、その旨を言って係さんにそのカウンターまで連れてってもらわないとならない感じだ。お店で食料でも買って。。。というのはできないのじゃなかろうか。もう、どこにも寄ってくれるなという感じ。外に出ると、引率の係さんは、「どの車ですか?ナンバーわかりますか?」ときっちりついてくる。

 

このように、公共交通機関を使わす自宅に帰れる人は、PCR検査の後、すぐに空港を出られる。ではホテル滞在の人はどうかというと、政府指定のホテルに移動し、検査の結果を待つことになる。確か2泊だったかな。結果が出ると、それぞれが予約しているホテルに移動になる。移動にはバスが出ると聞いている。

私たちの帰国時は、コロナの水際対策が始まってしばらくたっていたのもあって、各機関ともある程度慣れた感じで、大きな混乱はなかった。逆に慣れちゃってて、空港の係さんの対応がぞんざいだと感じたのかしら。

 

私たちは、会社が手配してくれたハイヤーで自宅まで戻ってきた。こんなに遠くまで運転してくれたドライバーさんありがとう。

で、我が家はいよいよ14日間の自宅待機が始まる。

ちなみに自宅、ほとんど空っぽの箱の状態。どうやって14日間生活しよう。。。