昆布の袋の裏側に
我が家にやってくる家庭教師さんは、アメリカ人。
ALTとして日本で英語を教えた経験がある。
とても日本びいきで、彼女の普段の食事の半分は和食だという。
冬は鍋が好きなので、日本食スーパーで鍋食材を買う。
ある日、本格的に鍋を作ろうと昆布を買ってみた。
しかし、一人暮らし。やっぱり手軽な鍋のスープの素が便利でよい。
ということで、昆布が余った。
「この昆布をたみーにあげよう。人にあげる前に賞味期限を確認しなきゃ」
ということで、袋の裏で賞味期限の記載を探していたら、なんと他のものも見つけてしまった。びっくりした彼女は写真を送ってきた。
WARNINGのところを読んでほしい。
カリフォルニア州の法律ではがんや先天性異常などの原因とされる物質が含まれています。
興味を持った彼女は近所のアジア食品スーパーに行き、また同じような表示を見つけた。
こちらの表示は先ほどの昆布よりも何となく雰囲気が和らいでいる気がする。
ちなみに、カドミウムCadmiumや鉛Leadは有害重金属の一つで、人体にはよくない。公害病の原因にもなったやつだ。
でも自然界には普通に存在しているものなので、食品にも微量ながら含まれてたりする。海藻類のほかにもコメなどにも含まれ、コメを主食とする日本人はコメからの摂取が多いとか。
ま、詳しいことはググってみた方が正しい情報が得られるはず。
ということで、先述の昆布もこういうことなのかもしれないけど、may、maybeなどという単語もなく、言い切りなので、さすがにちょっと気が引けて彼女は昆布を捨てることにしたとのこと。
こんな表示を見ちゃったら買いにくいじゃない。
和食はヘルシーって言えないじゃん。
「じゃあ、なんで売るの!?」って彼女の突っ込み。
ほんとだよ。