GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

夢のふわふわ千切りキャベツ

また食べ物の話。
主婦だし、毎日ご飯を作る身なので、食材ネタは身近なのだ。

トンカツ、生姜焼き、目玉焼き、コロッケ。付け合せと言ったら?
私は千切りキャベツ。
あの、ほわほわして、ハリハリして、ほんのちょっとの醤油一たらしでキャベツ自体の甘みが強調され、なんぼでも食べられちゃう、柔らかい千切りキャベツ。

ちなみに私は千切りキャベツには醤油派。
オットはソース派。
目玉焼きにも私は醤油。オットはソース。
anyway
そのキャベツが手に入らない。

アメリカにだってキャベツ売ってるよ、もちろん。
でも見た目、ぎゅっとしまったボールみたいな形。
触ると、ぎゅっとしまったボール。
持つと、ぎゅっとしまった重いボール。
要するに
日本のキャベツとちょいと違うモノなんだ。
名前はグリーンキャベツで売られている。
似て非なるもの。

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見える?みっしり詰まった感じ。

切ると、みっしりと葉が詰まっている。千切りにすると、一本一本が針のように尖り、口の中で存在をすごく主張する。
千切りキャベツにすると付け合せの域を超え、主張してくる。お皿の上にちょこんと座っているというよりは、大の字になって寝っ転がってる感じ。歯の間に挟まったときに感じるとんがり具合が半端ない。

千切りは諦めてコールスローサラダにしてみた。
うん、まぁまぁ。それでもアゴが疲れる硬さ。

お好み焼きに入れてみた。火が通りにくいのか、やわらかな生地の中からキャベツが飛び出し、歯茎に当たるような噛みごたえがある。これ以降はキャベツだけをしっかりレンチンしてからお好み焼き生地に混ぜることにしてる。

味噌汁にいれても期待したようなクタッと食感にはならない。

炒める。葉が締まりすぎててフライパンの中でキレイにほぐれない。

諦めて、シチューに。おや、圧力鍋でとろり。
そうか、こういう使い方がいいのか。

もう一種類savoy cabbage(カタカナだとセイボイかな?セボイ?)というのがある。これはグリーンキャベツより巻きがちょっと緩めで、葉っぱに細かいひだひだがついてる。これも私の望む千切りキャベツにはならないのだけど、葉が剥がしやすいのでロールキャベツにするときにはよく使う。

アジアンスーパーでコリアンキャベツとやらを買うと、ちょっと望んでいるものに近くなる。でも少々肉厚かな。

我が家の食卓では千切りキャベツはレタスにその座を奪われた。レタスも好きだけど、レタスって用途がキャベツほど広くないよね。傷むのが早いし。
こうして硬いキャベツをかみしめながら、日本のキャベツに思いを馳せるのだ。