サンクスギビングとはなんぞ?
アメリカに来るまでは、サンクスギビングってなんじゃい、と思っていた。勤労感謝の日みたいなもんかな~なんて、そんな程度だったけど。
アメリカではたぶん、おそらく、もっとも大きな意味のあるホリデー。のようだ。
一年で最も飛行機代が高く、交通渋滞が起こる時期で、人々が大移動する祝日だ。
事の起こりは17世紀初め、清教徒(日本では歴史の時間にピューリタン革命とか習ったよね?英語ではピルグリムというらしい)がイギリスから迫害を逃れてやってきて、ネイティブアメリカン(インディアン)の助けを得て、厳しい冬をなんとか乗り越え、彼らの協力のもと、翌年にはたくさんの食糧を収穫することができ、その感謝を示すためにお祝いをした的な。良い話である。いいも悪いも諸説あるので、ぜひ調べてみてね。
その後、リンカーン大統領がこれを祝日にしたとか。
とっても簡単な説明だけど、たぶんこんな感じ。
何をするかと言えば、家族や親戚が一堂に会し、ともに食事をする。そして、翌日のブラックフライデーでショッピング。そう、なんだか日本のお正月みたいなのである。ハロウィンが終わると、スーパーの品ぞろえは一挙にサンクスギビングとクリスマスモードになり、お祝い用の食材のセールが始まる。
食材は言わずもがなのターキーである。お店のお肉コーナーに巨大なターキーがゴロゴロ売られているのはある意味、壮観である。
ターキーに場所を取られ、私がいつも買っているお肉が他の場所に移動させられて、探すのに一苦労。
ターキーにクランベリーソースとグレービーソースを添えて。サイドはスタッフィング(うまく説明できない食べ物)やインゲン、スイートポテト、コーンなどの料理が出る。
私が通っていた教会のESLでは、毎年先生方がサンクスギビングのご馳走を作って振舞ってくれて、写真を撮りまくった記憶がある。
おいしいかと言われれば、うん、まぁ、おいしい。くらいだけど、お祝い感があってウキウキするよ。こういうところ、日本のおせちに似てるよね。
さて今年はサンクスギビングが来週である。
我が家ではどうしようかな。
ターキーは上手に焼けなくて家族から「ぱさぱさしてる」と不評だったから、べつの鶏肉料理にしようかな。チキン南蛮食べたいなぁ・・・結局、和の食卓。