GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

裁判所からの手紙

うららかな昼下がり、郵便受けを開ける。

いつものようにチラシや請求書、ダイレクトメールに紛れて、一見普通の請求書のような、カード会社のダイレクトメールのような風体の封筒が入っていた。

 

オットではなく、私宛。

差出人は「UNITED STATES DISTRICT COURT」

裁判所じゃないか!ここから急に心臓がバクバクし始める。

いつぞやの、スピードの出しすぎでおまわりさんに止められた記憶が蘇える。あれはいつだった?2、3週間前?

あの時おまわりさんはなんて言った?

今回は警告ですって言わなかった?

裁判所からお呼び出しが来ちゃったよ、警告って裁判所呼び出し含むのか?

 

ドキドキしながら開封して、焦らないようにとゆっくりと目を通す。

Please read carefully  だって。そうだね、慎重に読まないと。

Dear Potential Juror 裁判所に呼び出しされる人のことJurorっていうんだっけか。

Serving as a juror is both an honor and a privilege・・・あれ??

Your name has been drawnd by random selection from・・・あ!

Jurorは陪審員だ。これは陪審員の候補(の一歩前?)になったという手紙だ。噂には聞いていたけど、本当に自分に来るとは思わなかった。

 

知ってるよ知ってる。知ってますともさ。

陪審員はアメリカ国民じゃないとなれないんだよ。

ESLで習ったよ。

 

さてさて、手紙には候補者対象のアンケート調査があるらしく、それを期日までに回答せよというもの。 アンケート調査はWEBで行い、5分程度しかかからない、と。くれぐれも裁判所に電話としたり、手紙を送ったりすることのないようにと書いてある。

 

アンケート調査はいたってシンプル。

現在はこのカウンティに住んでいるか?

前年度はこのカウンティに住んでいたか?

前年度はよそのカウンティにいたか?

アメリカ国籍を持っているか?

英語は話せるか?

犯罪歴はあるか?

現在何らかの判決を受けているか?

フルタイムの職業についているか?

などなど。

 

そして、一番最後のページに選択肢があって、自分に当てはまる項目にチェックを入れるのだけど、

〇陪審員の免除をリクエストしない。

〇70歳以上である。

〇ミリタリーに所属している。

〇政府機関で働いている。

以上。

ないじゃん、私の選択肢。

どれかにチェックを入れないとページが進まないので仕方なく一番上のにチェックを入れて送信する。まぁ、どっちにしてもアメリカ国民じゃない時点で、免除どころか、権利すらないのだから。

 

冬には息子にミリタリーサービスのオフィスから手紙が来て、従軍せよと。

これもお断りできる仕組みがあったので、パスポートの写しや、学校からの証明書などを添付して、お断りの手続きをした。

これもびっくりした。

突然ドキドキする出来事が襲ってくるアメリカ生活。スリリングだわ。