GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

家族のだんらん、テレビタイム

クイズ番組をよく見るようになった。

特に面白い番組ないなーと思うと、まぁいいかとクイズ番組でチャンネルが止まって、結局毎日のようにクイズ番組を見ている。

 

勉強は好きではないが、新しいことを知るのは、とても楽しい。

40云年生きてきてまだ知らないことが山のようにたくさんあって、毎度ふむふむと唸ってしまう。

だからつい見てしまうけど、

「この番組またやってるの?2、3日前も見たよね」

同じ回答者が出てると番組の違いが判らなくなっている。

「この問題こないだ別の番組で見たよね?えーとえーと、なんだっけ?」

どれだけクイズ番組を見てなるほどと思っても、悲しいかな、知識が定着していないのは明らかだ。

 

一口にクイズといってもコンセプトが違うのは分かったけど、クイズはクイズ。

クイズの回答者は今勢いのあるタレントさんたちなわけで、なんだかいろんな番組に同じ顔が出てくるのでもう何が何だか、すべてが同じに思えてくる今日この頃。

おかげで今はやりの頭のいい芸人さんやタレントさんだけはすぐ覚えられた。

 

っていうか、クイズ番組多くね?

 

 

機械のカラダ

一年前に先行帰国し、この春から大学生の息子のこと。

アメリカにいる頃からプログラミングの世界に浸り、自作のゲームを作り、高校で知り合った仲間とプログラミングのコンテストに出、HP作成などのバイトをしたことも。

日本にいる今も、そんなようなことをやっている。

 

夜な夜なというか、日中はオンライン授業があるし、昼も夜もパソコンに向かって何やらカタカタやっている。

やりたいことがたくさんありすぎて、一日の時間が足りないのだそう。

自分は人間だから睡眠も栄養も取らないといけないし、不摂生すると体調を崩す。

ある日、彼は「早く機械の体になりたいな」とつぶやいた。

 

このセリフが、ずうっと私の中に残ってしまった。

なんてことない会話の中での一言だったし、その時は私も軽く「あははー」なんて通り過ぎたのに、彼がアパートに戻ってしまってずいぶん時間がたってから、このセリフが胸に引っかかってることに気が付いた。

 

彼は機械の体が欲しいのだ。

 

寝る間が惜しいほど打ち込めることがあるのは素晴らしいことだ。

そうまでしてやりたいことがあるのなら応援したい。

でも。

何とも言えないもやもやが、のどにつかえる。

私の子供が、人間じゃなく機械になりたいなんていう生活を送っていることに少なからずショックを受けた。

本人はそこまで深い意味で言ったのではないにしても。だ。

大学のために一人暮らしを始めて、でもオンライン授業だから外に出ることもなく、趣味の世界に没頭する日々。きちんと食べていないのだろう、あきらかに一年前より体重も随分落ちている。もっと筋肉があったはずなのに、Tシャツの下で肩がとがっている。

 

早く大学の対面授業が再開してほしい。

早くあの子に連れ立って遊べて、気の合う人間の友達ができてほしいと思う。

機械の体じゃなくてもいいって思えるような、そんな生活を送ってもらいたい。

 

 

日本のスーパー楽しい

14日の待機が明けて、スーパーに堂々とお買い物に出られるようになった。

 

わぁー、もうたーのしーい!

 

野菜が充実。

もちろん、アメリカのスーパーにも野菜はたくさんある。私が言うのは、私が慣れ親しんだ日本の野菜類が新鮮でたくさん種類があって、なおかつ安い!ので、うれしいということ。アメリカ系の店にはさすがにアジア野菜が少ないので、中華系または日系スーパーをはしごしなきゃならなかったからね。

野菜高騰中の今とはいえ、アメリカのスーパーに比べれば白菜は安いと思う。キャベツもそんなに高いとは思わないくらい。柔らかくておいしいし。大根も長芋もネギも安い。もやしが激安で、モリモリ食べれる。

 

お菓子はすべてがおいしそう。

これどうかな、おいしいかな、こんなにたくさん入ってるのに、外れたらやだな。というチャレンジがなく、どれをとっても絶対美味しいだろうという気がする。量的にもトライしやすい。量が少なくて新しいものはトライしやすいけど、逆に我が家の定番品だと入り数が少なくて面倒なことも。。。

 

パンがおいしそう。

日本の食パンはふかふかでいいにおい。菓子パンがたくさんあって目移り。食パンはもぐもぐすると弾力があって、口の中で存在感があって、びっくりした。こんなのだったっけ??

 

冷蔵スイーツコーナーは見るだけでも楽しい。

量も値段も。見た目の繊細さも。原色のクリームなぞ乗っかってないし、きっと甘さもちょうどいいんだろうな。

 

お豆腐の種類がたくさんある。

アメリカでも健康志向の高まりとともに、なのか、アジアからの移民が多いからか、豆腐は人気で、アメリカ系のスーパーといえども大概のお店にある。でもメジャーなのは、FIRMといって、硬い豆腐。炒めたり焼いて使うことが多いようだ。ほかに、スムージーに使えるようなごく柔らか~な豆腐もある。さながらおぼろ豆腐みたいな感じかな。

日本では豆腐も厚揚げも安いし、風味がよくておいしい、なにより賞味期限が短いのがなんか安心。アメリカの豆腐はなぜあんなに賞味期限が長い(1か月はある)んだろうと、不思議になる。

納豆も安すぎて笑っちゃうね。もう納豆づくりしようとは思わないな~。

 

カップ麺の品ぞろえ豊富すぎる。

アメリカのお店にカップ麺はあまりないうえに、味も「。。。(-_-;)」だったので、日本のカップ麺コーナーが輝いて見える。絶対美味しいに違いない。種類が多すぎて選べない。

 

薄切り肉がある。

ビバ!豚コマ。私の中では万能選手な豚コマ。お値段も、使い勝手もいい豚コマは冷蔵庫にあれば主婦の強い味方。ところがアメリカでは特に「豚の薄切り肉」というのはあまり見かけない。薄くスライスしてもらうこともできるんだけど、大体の日本人が求める薄さって、冷凍肉でないとできない薄さなので、いちいちオーダーするのがめんどくさい。駐在のご家庭ではスライサーを買っちゃう人もいるよ。中華系のお店に行けば薄切り豚肉があるにはあるんだけど、においが強くて食べにくかったことがあり、あまり利用せず。。。ということで、再び豚小間肉のありがたさをしみじみかみしめている。

 

お総菜コーナーも素敵。

やっぱり便利なお総菜。時には手軽に利用したい。日本のは余計なスパイスやハーブの味がなく、なじんだ味わいで嬉しい。

 

鮮魚コーナーがヤバイ。

刺身も切り身も丸のままの魚も、鮮度がよさそうという意味で、どれをとっても色がきれい。砕いた氷の上に乗っかってる魚なんて、キラキラしてアートのようだ!解凍ものですら、身の透明感よ!もうこれで、「生で食べても大丈夫かな。」なんて心配とはおさらばだ。

 

目的のものだけではなく、うろついてはあれこれ試しに買ってきて食べる日々。

気を付けないと。お財布もお腹も。

 

 

ここはニッポン 14日間の自宅待機生活

4年ぶりに日本に戻ってきた。

一時帰国もしているので、実際は1年ぶりなんだけど、「生活する」という観点で見れば、4年ぶりということ。

 

まず初めに、日本政府から、14日間の自宅待機を要請されているけど、決して外に出てはいけないわけではない。「不要不急の外出は控えてで」であって、「生活に必要な用事での外出はマスク着用で公共交通機関を使わないで、OK」なのである。

それでもね、自宅に戻る我が家としては、「本日、本県での陽性者、三名、海外帰国者」なんてなったら怖いし、「あそこんち、海外帰国者なのに出歩いてたわ」なんてことになってたらそれも嫌だし、なんか外に出る、人に会うことに対して、とても恐怖を覚えるというか、気を使うんだ。ほんと小心者だ。悪いことしてないなら堂々としてればいいのに。

で、我が家は極力、外に出ないで14日間乗り切ろうと決意して来た。

 

人に貸していたこともあったけど、長いこと空き家だった我が家。

家具という家具もなく、エアコンやキッチンのビルトインの設備くらいしかなかった。で、私たちが家に入る直前に、先に帰国して現在一人暮らし中の長男が残留家具の搬入だの電気水道の開通などなどをしてくれてたので、まあ、どうにか過ごせるテイではあったけど。残留家具といっても大したものはなく、あって助かったものはヤカンと電子レンジ、食器少々。そのほかの台所用品はないに等しい。

 

ということで、成田から自宅に入ったその夜はカップ麺(長男が置いててくれた)をすすり、スーツケースに突っ込んできた寝袋を引っ張り出して埃っぽい床で寝た。ホテルだったら少なくとも柔らかいベッドがあるのにな、なんて思いながら。

そして朝ごはんはこれまたスーツケースに突っ込んできたクッキーと、近所の自販機で買ったお茶で簡単に済ませる。外に出ないという決意もあっけなく帰国翌日ですでに破られてしまったけど、朝の5時すぎに近所の自販機に行くくらい許されるだろう。

時差ぼけもあって、私も息子たちも、朝の5時には寝続ける努力が「もう無理」になり、仕方なく起きる。夏の日本の朝5時なんて、すっかり明るいしさ。

 

我が家が自宅に着いて、まず第一にやった作業は、Wi-Fiと新しいスマホのセットアップ。これらの機器類も長男が事前に受け取り、家に置いといてくれたもの。いやー、引っ越しして真っ先にやらなきゃならない作業が通信機器のセットアップだなんて、我が家も随分とハイカラになったものだ。アナログ人間だったのに。

 

スマホとパソコンが使えるようになったら、次々と連絡、報告事項を片付け、ネットで生活に必要なものの発注作業。暮らすってもの入りね、なんていうキキ(魔女の宅急便)のセリフが頭をよぎる。

ネットスーパー様のおかげで、調理器具がなくてもほぼ食べられる状態の食料品が家に届くし、アマゾン様も早ければ翌日には物が届く。もうこれで本当に家から出ないで14日間過ごせるんじゃなかろうか、という気さえしてくる。

 荷物の受け取りがサインレスな配達業者も増えて、便利だし。

 

そして、掃除道具がそろうにつれて、家の掃除にも着手。

しばらく空き家だった我が家は見慣れた間取りなのに、なんだかさびれて、すすけて見えて、よそよそしい感じになっていた。そして実際汚れてた。

家中の天井から床までを大掃除。雨が降ってなければ庭に伸び放題の雑草も刈り取る。すっかり荒れた我が家、雑巾はみるみる黒くなり、庭には刈った雑草たちが山となる。ゴミ袋を追加で買わなきゃ。

 

結局、この14日間全く外に出ないというのは無理で、銀行に行く用事があったり、コンビニでコピーを取らなきゃなんなかったり、時々は外出した。それでも日々あれやこれやと家のメンテナンスをしつつ、14日間は過ぎてみればあっという間。ふかふかのベッドがあるきれいなホテルで14日間もいいけど、自分ちで何かしらやることがあって忙しくしていられるのもいいかもしれない、なんて思ったりして。

 

でもま、早くスーパーに買い物に行きたいよ。

うずうず。

 

時差ぼけは面白い

 人間の体にはリズムがあるんだな、と感じる。

アメリカと日本は14時間の時差があるので、いわば昼と夜が逆な感じだ。

帰国直後は、ふと、自然に目が覚めると朝の2時3時。4時も過ぎれば動きたくてむずむずする。二度寝、三度寝なんてもう無理ってなる。

せっかく早起きしたのだからと、早朝からなんだかんだと動いていると、ずいぶん活動的で、仕事がはかどるように感じるけど、お昼を回ると、急にスピードダウンする。で、午後の3時4時になると猛烈な睡魔に襲われ、ここをどうにかこらえても、7時8時には吸い込まれるように寝てしまう。

 

これが日々少しずつ日本時間に調整されてく様子も面白い。

 

日本からアメリカに行くのと、アメリカから日本に行くのとでは、前者の方が時差ぼけが強いらしい。なるほど、確かに、時差ぼけが治る日数はアメリカに行った時の方が長かったような気もする。なおかつ、家のあちこちで作業途中で寝落ちする(階段で寝てたこともあった)頻度も高かった気がする。地球の自転に逆行するとか順行するとか、そんな違いがあるのだろうか。いやでも20歳のころ旅行でアメリカに行ったときはそんなに時差ぼけが気にならなかったけどな。若さなのか?

いや、10代の息子たちも時差ぼけしてるから、若さの問題でもなさそうだ。

 

世の中には時差ぼけしない体質の人もいるらしいし、時差ぼけにならない(なりにくい)方法というのもあるらしい。

時差ぼけにならないように、飛行機に乗ったらひたすら寝るのだ!と教えてもらったけど、私はついつい、映画を見続けてしまうのね。だってぇ、見たいやつがあったら見ちゃうじゃん。また、飛行機に乗ったら時計を行先の時間に合わせて、その時間に沿って過ごすのだ、とも聞いたけど。それやったら、そのうち午前だか午後だかわかんなくなっちゃって(私の時計はアナログ式)、結局大混乱だった。

機内で映画も見たいし、飲み物や食事が配られればそれも絶対食べてみたいし、私の飛行機の時間はなんだか中間の時間で、それはそれで、独立してる。

よって、まんまと時差ぼけするのかもしれないな。

 

 

帰国の途につく

いよいよ帰国の日。

 

通常ならば、この時期、コロンバス空港は早朝でも人がたくさんいる。日本人ならば帰国の人、一時帰国の人、旅行の人。帰国家族のお見送りに友達が集まってわいわいと別れを惜しんだり、日本での再開を約束したり、写真を撮ったり、それはそれは大集団になり、人目を引く光景だ。

 

ただし今回は様子が違う。

コロナのおかげで私達の見送りはない。平日の早朝であるとともに、コロナで皆お出かけを自粛しているのだ。私の友達が少ないせいもある。数少ない友人たちとは、屋外お茶会をしたり、玄関先で立ち話だったり、ラインだったりで挨拶済み。

もう一つの理由は、息子の同級生たちは先に続々と帰国し、仲間うちでは我が家が最後だからだ。

 

お見送りがいなくて寂しい?

正直に言ってしまえば、良かった。苦手なんだよね、お見送り。するのもされるのも。

コロナのおかげで苦手な人づきあいが減って、ちょっと気持ちが楽なこともあったりというのもある。

 

今日のコロンバス空港は昨年の一時帰国のときに比べればぐっと少ないけど、思ったより人がいる。いろいろ再開してるから人の移動は可能だしね。

空港内のあちこちにハンドサニタイザーが設置されて、定期的に「コロナウイルスの拡大防止にご協力ください…」アナウンスが流れる。消毒が専門なのか、消毒液とペーパータオルを持った係の人がずっとあっちこっちを拭いている。人混みもそんなんじゃないし、きれいに清掃されているし、消毒専任の人もいるし、感染の危険は感じない。こんなにまでやってるのに、なぜアメリカの感染者は減らないのだろう、と思っちゃうくらい、この場所は徹底している。

 

国内線機内。

UNITEDの国内線は、通路側をあけて窓際に座るようになってる。お客さんもマスク着用だ。搭乗時の通路ですれ違う時だけはSocial Distanceは無理だけど、他は人との接触はない。機内も搭乗前には清掃消毒されている模様。また、スナックや水のサービスもない。もとよりシカゴまでのフライトは1時間くらいだから、飲み物のサービスはなくても問題ないけどね。降りるときは前から5列ずつ順に降りるようになっていて、順番まで座って待つように言われる。

 

シカゴ空港。

空港内の人はまあそこそこいる。でも、少ない方なんじゃないかな、と思う。

私達のゲート付近は、ほとんどのお店が閉まってて、大きいコンコースまで行くと1/3?半分?ほどの店が開いている。よって、スタバ、マック、ベーグルやさんは朝のコーヒーやパンなどを求める人の大行列である。で、現金ではなくカードを使ってください、の張り紙が行列の隙間からちらりと見える。

私たちは、ラウンジを利用。これまたゲート最寄りのラウンジが閉まってるので、大きいコンコースまで出て開いてるラウンジを見つけた次第。

フード、ドリンクの種類は少なく、フードはすべて個包装のマフィン、クッキー、シリアルバー、ヨーグルト、くらい。飲み物はカウンターにいるウエイター?に頼むと出してくれる。もちろん、アルコールも。メニュー表が置いてあったから、他の食べ物もあるのかなぁ。朝ではない時間帯だったら、ほかの種類のフードも出るのかもしれない。

私はコーヒーとマフィン、息子らはヨーグルトもいただいて、軽い朝食終了。

いいの。飛行機の中でゆっくり食べるから。

 

国際線機内。

ANAのビジネス。10数時間のフライト。

お客さんの数は半分もいないくらい、かな。CAさんも大変だなー。でも常に笑顔で接客してて、こまめに乗客の様子を見に来てくれる。

ただ座っているだけなのにお腹がすく育ちざかりの息子たちは、おやつだの夜食だのとあれこれ注文して食べてた。温かい食事はたいへんありがたい。

 

成田空港。

飛行機が成田に到着すると

乗り換えの人、

公共交通機関なしで自宅に帰る人、

ホテル宿泊の人  の順で降りる。

引率が付いて乗客がグループでぞろぞろと空港内を歩く。係の人は振り返り振り返り、皆がちゃんとついてきてるか確認しながら、である。

係の人の指示に従って歩き、待ち、検査が終わるとまた集められたところで「迎えの車はもう到着していますか?」と聞かれる。

 

うちはドライバーさんから、すでに空港に到着し、どこそこの場所で待っているいますとの連絡をメールでもらってたから、すぐに確認できた。しかし、私のグループの一組は「これから電話して家族の車を呼びます」という。

すると係さん「今すぐ電話して確認してください。携帯ありますよね?迎えの車が来てないと外にお連れできませんから」と。ぞんざいに言い放つではないか。もしその人の携帯が海外で買ったものならば、日本では使えないでしょうよ。いや、使えなくはないけど国内にいながら国際電話なんて恐ろしくて使えないでしょうよ。しかもこの場所には公衆電話も見当たらない。

空港に着いてから迎えの車を呼ぼうと思っている人は要注意だ。

 

そして、お迎えの車がすでに空港で待ってるという人たちだけが引率されて、空港の外に向かう。

帰国者が動く場所はとても限られたエリアで、空港でWi-Fi借りて、荷物預けて、などは難しそう。多分、その旨を言って係さんにそのカウンターまで連れてってもらわないとならない感じだ。お店で食料でも買って。。。というのはできないのじゃなかろうか。もう、どこにも寄ってくれるなという感じ。外に出ると、引率の係さんは、「どの車ですか?ナンバーわかりますか?」ときっちりついてくる。

 

このように、公共交通機関を使わす自宅に帰れる人は、PCR検査の後、すぐに空港を出られる。ではホテル滞在の人はどうかというと、政府指定のホテルに移動し、検査の結果を待つことになる。確か2泊だったかな。結果が出ると、それぞれが予約しているホテルに移動になる。移動にはバスが出ると聞いている。

私たちの帰国時は、コロナの水際対策が始まってしばらくたっていたのもあって、各機関ともある程度慣れた感じで、大きな混乱はなかった。逆に慣れちゃってて、空港の係さんの対応がぞんざいだと感じたのかしら。

 

私たちは、会社が手配してくれたハイヤーで自宅まで戻ってきた。こんなに遠くまで運転してくれたドライバーさんありがとう。

で、我が家はいよいよ14日間の自宅待機が始まる。

ちなみに自宅、ほとんど空っぽの箱の状態。どうやって14日間生活しよう。。。

 

 

 

お別れ会

ふりかえり。

始めはアメリカでの生活に慣れようと必死だった。

まず、子供たちが楽しく過ごすことが私の最優先事項。プレッシャーを与えない。ネガティブなことは言わない。家庭教師を探し、英語に慣れない初めのうちは宿題(翻訳)も手伝う。現地校や補習校、学校関係の日常のことはおおむね私の担当。子供が地域のスポーツクラブに入れば、それにまつわる手続きなどもやる。コーチやほかの保護者とのコミュニケーションも必死にとる。もちろん日々の送迎もある。

2番目の優先事項は働くオットのフォロー。(ごめんね2番目で。でも大人だし。。。)なるべく家のことに手間をかけさせないよう、私ができることはなるべくやるよう気を付けたつもり。

よって、自分のことは一番最後である。自分のために使う時間も心の余裕も最初のころはほとんどなかった。

そんなの、駐在のママたちはみんなやってるんだけど。。。まあ、そんな4年間。

 

いろいろ再開した中で子供の野球チームも活動を再開している。

息子は昨年のトライアウト時点で、シーズン途中で帰国する旨を伝えたうえで、参加している。このチームで3年プレイしてきたので、コーチもほかの保護者さんたちも我が家のことをとても心配してくれる。君たちは本当に帰国するのか?COVID19で帰国はなくなったりしないのか?飛行機は飛ぶのか?日本の状況はどうなんだ?

日本でも感染者が出ているとはいえ、アメリカの比ではない。しかも、われらが戻る町の感染者数はいるかいないかわからないほど。そして、学校も6月から再開していて、夏休みは短縮だ。多少の制約はあっても、ほぼノーマルに戻ってるんだ。

そんな話をすると、「Wow」である。

 

息子にとって最後の試合の日、チームでパーティを開いてくれた。パーティといっても、お店に行ったりはできないから、試合後に球場の片隅に集まって、お菓子を食べただけのささやかなもの。息子の3年分の功績をたたえてくれて、チームメイトからもお言葉をもらい、プレゼントをもらい、気さくなもので、私も気が楽だ。

コーチが涙を流しながら息子との思い出を話をしてくれるのを聞きながら、自分たちの頑張りを勝手に重ねて、怪我したときは大変だったなーとか、送迎忙しかったなーとか、いろいろ記憶が蘇って、でも頑張ってよかったなと思ったのである。

こちらからお返しというのも思いつかず、息子の好きなおせんべいを持って行って、皆で分けて食べた。なぜおせんべいかというと、日本のものというのもあるけど、卵やナッツ、牛乳アレルギーの子でも食べられるから。しかもコロナ時期にはありがたい個包装。

「なんじゃこれ、ショーユって最高!」「日本のお菓子っておいしい!」とおおむね好評。「ぽたぽた焼き」と「雪の宿」はアメリカ人の子供にもOKだとわかった。

おっと、おせんべいの話じゃない。

 

帰宅すると、次男の野球のチームメイトたちも、お別れに来てくれてたらしく、皆で家の前で写真を撮ったり、おしゃべりしてた。

 

最初は英語がわからなくて苦しかったと思うけど、野球を通して交流できて、お別れを言いにわざわざ家に来てくれる友達ができたことは、ほんとうに嬉しい。

みんなよく頑張ったな。

日本に帰ってもいろんなことに自信をもってチャレンジできるといいな。

さて、帰国だ。