GO WEST

4年の海外生活を経て夏に帰国。毎日のこと、気ままな雑記 

英語力もないのに日本語力も落ちてること自覚

うすうす気がついてはいたけど、今日、これはまずいと確信した。駐在に帯同して3年半くらいの私、日本語が出てこない。

いや、そりゃバリバリ日本人だからね。日本語出てくるよ、でも、出にくくなってる。

 

それなら、英語はすらっと出るのかって?

いえいえいえいえ、決して、けっしてそんなことはない。めっっそうもない!

 

今日は日本人同士の、ちょこっと改まった場所で、初対面の人と会った。

いや、参った。

敬語、丁寧語が長ったらしくて、しゃべってるうちに何話すんだったかわかんなくなるし、ちょうどよい言葉が出てこないし、滑舌悪いし、イントネーションが変になるし、息が切れるし。きっと変な人だと思われたに違いない。

すんごい疲れた。

 

アメリカにいると、家では日本語でも、一歩外に出れば、当然、英語の世界。だから、なんていうんだろう、英語が公の場で使う言語だよって意識がばーんと立ちはだかってて、邪魔してる感じ。一瞬、今この言葉でしゃべっていいのかな、って頭をよぎる。ええと、英語でこれ、なんて言うんだっけ、と。

頭の中の「日本語」の部分に蜘蛛の巣が張ってるのかな。

錆びついてるというか。油ささなきゃ、みたいな。うん、これがしっくりくる。

 

日本語の文章を読むのも、下手になってきた。

小難しい文章は、以前にもまして、何度も読み直さなきゃならない。子供向けのニュース記事すら読みにくい。

 

外国帰りの人が、英単語混じりの妙な日本語を話すのは、ただ、日本語が出てこないからなんだな。

今まで、「あの人、気取ってる」なんて思ってごめんなさい。

 

英語も難しいけど、日本語も難しい。

 

世の中のバイリンガル、マルチリンガルの人たちは、いつどこでどうやって言語を切り替えてるんだろうか。通訳さんの頭の中は、一体どういうことになってるんだ。